髪は烏の濡羽色
こんにちわ、ランジェリーデザイナーのせいなです。
インスタグラムをご覧の皆様、@ライン登録の方は既にご周知いただけているかと思いますが
先日から、新色の先行オーダーが開始いたしました!
「FUTAE SLIP 濡羽色」
http://www.maison-xy.com/product/679/
濡羽色、別名濡れ烏色とも呼ばれる日本の色名です。
濡れた鳥の羽、烏の羽の色は黒の中に紫や緑が隠れています。
ただの黒ではない、光の角度で表情を変えるミステリアスな色です。
万葉集に「髪は烏のぬれは色」と唄われているほど、日本にとって深く黒い髪の毛は女性の美の基準とされてきました。
また「御髪はゆらゆらと、翡翠はこれを言うにやと見えて」と、カワセミの羽の色に例えてみたり。
深い緑が覗く黒髪や、紫、青が見える黒髪は特に美しいとされていたようです。
平安の世では長く伸び、深い黒のたゆやかな毛量、扇に切りそろえられた髪の毛は女性の美と地位の証でした。
現代の女性は髪が長かろうが短かろうが関係はありませんが、
裾の長いお洋服やコートはエレガントでクール、そしてレースがたっぷり使われたのアイテムはとてもぜいたくな気持ちにしてくれますね。
そんな一筋縄ではいかない複雑な色の感性、揺らめく黒髪への情熱、長く垂れた黒髪の美しさに想いを馳せてできた濡羽色のFUTAEスリップです。
現代女性の活動を抑圧しないストレッチが入ったシルクサテン、裾を広めにとったレースが重なり、京都の職人さんが染め上げた濡羽色のこの1着。
是非おためしください。
限定数の先行受注になりますので、お早めにどうぞ!
(先行受注中は15パーセントオフ、ベルギー王室御用達のランジェリー用洗剤、11月中のお申し込みで送料無料の3得点つきです)
ちなみに、このFUTAEスリップの語源は「二重」です。
着物の中に羽二重という織物があります。英語でhabutae silkと呼ばれる日本の代表的な織物です。(裏地のないお着物のことを単衣(ひとえ)と呼びます。)
二枚が重なったシルクのスリップ、ということで、この二重という名前を借りました。
日本の女性が美しく凛とあるために作ったスリップ、ご堪能くださいませ。
せいな